日経225先物取引の実践で活用できるローソク足の組み合わせ

日経225先物取引の実践で活用できるローソク足の組み合わせ テクニカル分析とは

多くのトレーダーが日経225先物取引を行う目的は「世界情勢を知るため」でもなく、「テクニカルアナリストの資格を取得するため」でもなく「利益を得ること」。

日経225先物取引で利益を得たいのであればファンダメンタル分析を日々追い続けたり、様々なテクニカル分析を勉強するのではなく、自分が使いこなせるテクニカル分析を技術として1つもつことが重要だ。

何のためにテクニカル分析を使うのか、目的と手段を常に意識して目的達成のためにするべきこと行えるトレーダーが日経225先物取引で生き残れる。

ローソク足から日経225先物の変化がわかる

日足のローソク足チャートを1日ごとに並べていったグラフを「日足チャート」や「ローソク足チャート」と呼ぶ。日足チャートを見ることで、日経225先物が過去から現在までどのように遷移しているのかが一目でわかる。

チャートには「バーチャート」や「ラインチャート」、「棒足チャート」など様々な種類があるが、すべて相場のトレンドを読むためのツール。日経225先物取引の実践では、代表的なローソク足チャートさえ使用できれば問題ない。

チャートを分解して日経225先物の天井と底がわかる

ローソク足チャートは、縦軸が「株価(値動き・高安)」、「横軸が時間の経過」を表し、左から右へ行くほど日付が新しくなる。チャート図の下にある棒グラフは、1日の中で売買された日経225先物の出来高(株数)が表示される。

例えば、チャートの表示期間を3ヶ月程度に短く表示してみると、ローソク足が細かくはっきりとした上下幅が見えてくる。期間を変更することで株価の流れを山や谷のように捉えると、山の山頂や谷の部分にあたる株価の特徴的なローソク足が見つけられる。

この山頂部分が「天井圏」、谷底の部分が「底値圏」となる。天井圏は、上昇が止まって下降に転じたことで「天井」と判断できる。底値圏は、株価の下落が止まり上昇に転じたことで「底」と判断できる。

日経225先物取引でのローソク足チャートの目的

日経225先物取引でローソク足チャートを使用する目的は大きく3つ。

1.株価の現在価格を把握する

2.相場の状態や流れを掴む

3.売買タイミングを設定する

これらを判断するために、ローソク足の代表的な組み合わせパターンから相場の流れを掴むことが可能だ。

ローソク足の組み合わせチェック

ローソク足一つでは相場動向を予測することは難しいが、複数のローソク足を組み合わせたローソク足チャートで、日経225先物がこの先上に動くか下に動くかをある程度の流れを掴み、トレンドに乗ることができる。

ここでは、日経225先物の流れが変わる前兆とされる組み合わせを紹介する。

日経225先物の流れが変わる前兆の組み合わせ

前のローソク足(日足なら前の日、1時間足なら1時間前)の値幅以内での動きがそれまでの売り方・買い方が小幅な動きの中でせめぎ合って、大陽線、大陰線の「柱」の範囲に小陽線、小陰線が入ることを「はらみ線」という。

ローソク足の組み合わせによって、「陽の陽はらみ」、「陰の陰はらみ」、「陽の陰はらみ」、「陰の陰はらみ」の4種類のはらみ線があり、相場の流れが変わる前兆とされる。

上昇下落兆しの組み合わせ

はらみ線は特に相場の転換点で現れやすく、上昇トレンドや下降トレンドで出現したか、次のローソク足がどの位置に出現するかで相場の流れが変動する。

例えば、「陽の陽はらみ」が高値圏であらわれた時は下落する可能性が高く、「陽の陰はらみ」が上昇局面で出現したときは、次のローソク足がポイントとなる。下寄りで出現したら下降、上寄りで陽線があらわれたら上昇する確率が高い。

陽の陽はらみ

大陽線が出現した次のローソク足が終値を下回り寄り付き陽線となったものの、前のローソク足を超えずに引ける。高値圏であわられると「買い方」が弱くなったことを示す。

陰線が出現したり、高値圏以外に出現したりした場合には陽の陽はらみとはいわない。

陰の陰はらみ

大陰線の次に終値より高く寄り付いたものの下落して引けるが、前日の終値を下回ることなく引けた。「売り方」が弱くなってきた状態を示し、反転上昇の兆し。

陰線が陰線をはらんだ状態、かつ、安値圏に出現した場合。陽線が出現したり、安値圏以外に出現したりした場合には陰の陰はらみとはいわない。

陽の陰はらみ

大陽線の次に安く寄り付き、陰線となって引けたものの前の始値を下回らずに引けた。買い疲れを示して下落しやすいが、次のローソク足が陽線なら、買いの勢いが持続することも。

陽線が陰線をはらんだ状態で、かつ、高値圏に出現した場合である。陽線、陰線の順番が異なっていたり、高値圏以外に出現したりした場合には陽の陰はらみとはいわない。

陰の陽はらみ

大陰線が出現し、次のローソク足が前の大陰線の終値より高く寄り付き、陽線となったものの、前の初値を上回ることなく引けた形。売りが出尽くしたともいえるが、次のローソク足次第ではさらに下落の可能性も。

陰線が陽線をはらんだ状態で、かつ、安値圏に出現した場合である。陰線、陽線の順番が異なっていたり、安値圏以外に出現したりした場合には陰の陽はらみとはいわない。

実践ではローソク足の流れを把握することが重要

多くのトレーダーが相場予想に振り回されているのは、日経225先物取引で利益を得るには相場の先読みが必要と考えているから。

刻一刻と変動する相場を予想するより、ローソク足チャートから流れを把握して上昇トレンドや下降トレンドの波に乗ることが重要。

未来を予想しなくても実践で利益を得ることができる

どんなにテクニカル分析やファンダメンタル分析を駆使しても、未来を予想することはできない。明日、何かが起こるのかわからない日常の中で「日経225先物」の未来だけはわかる、ということは絶対にないからだ。

ニュースやネットなどで目にする相場情報は、巨大市場のほんの一部分でしかない。それが本当の情報なのか誰も確信はなく、不確定な予想を参考にするより、刻々と変わる市場の流れに乗ることが最も重要で合理的。

トレンドの流れを把握できれば、その時点でなにが起きているか、未来を予測する必要はなく、結果として利益を得ることができる。

実践ではトータルで利益を出すことを考える

どんなテクニカル分析でも市場のトレンドを100%わかるわけではない。ただし、100回の売買サインの中で40回負けることがあったとしても、残り60回勝てるテクニカル分析であればトータルでプラスの利益を実践で出すことが可能だ。

つまり確立の高いテクニカル分析を使用することが重要であり、確率が高いテクニカル分析は多くの人に使用されている。

このテクニカル分析を使用しても実践で勝てないのは、テクニカル分析が悪いわけではなく自身にチャートから読み取る技術が備わっていないだけ。これからチャートを読み取る技術を身に着け、日経225先物で利益が出せるトレーダーになろう。